先に結論: スマホから Cursor を遠隔操作しようとして、Bad Request と Selected private worker is not available が出るのは、設定の入れ忘れではありません。Windows版では、接続プログラムが起動した直後に落ちています。スイッチが自分でオフに戻ったわけでもありません。再起動や、設定の入れ直しでは直りません。2026年9月時点でも、同じ記録が出ています。
遠隔操作(Remote Control)は、スマホから手元のパソコンを操ることです。This PC (Remote Control) は、送信先を「このパソコン」にする選択肢です。private worker は、パソコン側で動く、外に出さない作業係です。
スマホからできること、できないこと
Androidに、Cursorの公式アプリはありません。スマホのブラウザで cursor.com/agents を開き、パソコンと同じアカウントでログインします。Proなどの有料プランが必要です。エージェント(Agent)は、依頼を受けて作業を進める相手のことです。
ログインしただけでは、パソコンで開いているチャットは動きません。チャット一覧が「No Agents Yet」なのは、遠隔用のやりとりがまだ無い、という意味です。失敗の表示ではありません。
パソコンのフォルダをスマホから操作する手順は、次のとおりです。
- パソコンの Cursor で、Agents画面の Remote Control をオンにします。
- 入力欄で /remote-control を送ります。
- 送信先を This PC (Remote Control) にします。
- パソコンは起動したままにします。スリープ(画面が消えて休む状態)にはしないでください。
ここまでオンにしても、Windowsでは接続プログラムが起動直後に落ちることがあります。画面は Bad Request です。英文は「Selected private worker is not available. It may have disconnected.」です。
エラーが出たときに見る英文
見る一文は、これです。Selected private worker is not available. It may have disconnected.
落ちる理由は、Cursorに同梱されている better-sqlite3 というデータ保存の部品が、NODE_MODULE_VERSION 127 向けだからです。NODE_MODULE_VERSION は、部品がどの版の土台向けかを示す番号です。実行中の Node(プログラムを動かす土台)は、137 を要求します。認証には成功したあと、exec-daemon(実行を担当する裏方)の起動で失敗します。Cursor側の不具合です。
別件として、macOSではフォルダの場所を書いた文字に日本語や中国語があると、同じ「private worker is not available」で落ちる報告があります。Windowsの今回の原因は、フォルダ名ではありません。sqliteの版が一致していないことです。
今すぐ使える代替
スマホから新しい依頼だけ出すなら、この接続はいりません。クラウド(インターネット上の別のコンピュータ)での別作業です。いまパソコンで開いているローカルのチャットとは別です。
- スマホのブラウザで cursor.com/agents を開きます。
- New Chat を押します。
- GitHubなどのリポジトリ(ファイル一式をしまっておく場所)を選びます。
- 依頼を送ります。
パソコンのフォルダを操作したい場合
いま開いているWindowsのフォルダをスマホから操作したい場合、フォーラムでは WSL 上で worker を動かす方法が案内されています。WSLは、Windowsの中で別の基本ソフト(Linux)を動かす仕組みです。手順は上級者向けです。
確実な公式の修正がある、とは書けません。2026年9月時点では、同じ不具合の記録が出ています。直るまでは、パソコン側のフォルダ操作は待つか、上の New Chat でクラウド側の別作業にするか、です。
まとめ
Bad Request と Selected private worker is not available は、This PC (Remote Control) のスイッチを切り忘れた表示ではありません。Windowsでは、接続プログラムが版の不一致で落ちます。新しい依頼だけなら、cursor.com/agents の New Chat が使えます。開いているフォルダの操作は、公式の確定した直しを待っている状態です。
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