今では、ご飯の時間になると誰よりも先にキッチンに駆けつけ、お皿を空っぽにするのがお家芸になった我が家のルチュ。そんな食いしん坊なルチュからは想像もつかないかもしれませんが、実は生後1ヶ月の頃は、ご飯を食べるのにとっても苦労していました。
今回は、小さくて可愛かった頃のルチュと、私たち飼い主の、ある日の食事風景についてお話しします。
ふやかしご飯じゃないとダメだった繊細さん
ルチュが我が家に来たばかりの頃、ご飯は子猫用のドライフードをぬるま湯でふやかしたものをあげていました。ふやかし方が甘かったり、少しでもフード同士がくっついていたりすると、プイッと顔を背けて、全然食べてくれません。
「せっかく作ったのに…」と、ちょっとしょんぼり。なんとか食べてほしくて、私はある日、フードがくっつかないように、ふやかした後に一粒一粒、手でほぐしてあげるという作業を始めました。

「こんなに手間をかけているのに…!」と心の中でつぶやきながら、ピンセットのように指先を使ってフードを分解する毎日。今では、ご飯を出すと秒速で完食するルチュですが、この頃は、小さな体のどこにそんなこだわりがあるんだろうと、不思議でたまりませんでした。この時期のルチュは、ご飯を食べるより、遊んでいる方が好きだったのかもしれません。
キャットフードの小さな粒との格闘
特にルチュが苦手だったのは、ふやかしたフードが固まってできた「小さな塊」です。
まるで「こんな大きなもの、食べられるわけないじゃん!」と言っているかのように、小さな舌で器用に押し退けていました。そんな姿を見て、私たちは「ルチュにとっては、この小さな粒が巨大な岩に見えているのかも…」と想像してみたり。
手で分解してあげたご飯を、ちびちびと時間をかけて食べている姿は、それはそれで愛おしいものでしたが、毎食、ご飯をちゃんと食べてくれるかドキドキしていました。この頃のルチュは、ご飯を食べるというよりも、匂いを嗅いだり、少しだけ舐めたりするだけで満足してしまうことが多かったのです。
ジャンプ力が足りなくてケージを作った話
ご飯の心配だけではありません。ルチュはとにかく体が小さくて、ジャンプ力もまだ未熟でした。

ペットショップで買ったケージの段差を登るのも一苦労。ちょっとした段差でも、何度も何度もジャンプを試みるのですが、なかなかうまくいきません。見ているのが辛くなって、私たちはルチュのために簡単な「ケージの改造」を始めました。段差の間に、小さなステップ台を自作してあげたり、登りやすいようにタオルを敷いてあげたり。
すると、ルチュはすいすいとケージの段差をクリアできるようになり、嬉しそうに駆け上がっていく姿を見て、心からホッとしたのを覚えています。このケージは、ルチュの成長に合わせて少しずつ解体していきましたが、ジャンプ力が足りなかった頃のケージを見ると、あの頃の小さくて一生懸命だったルチュの姿が目に浮かんできます。
小さな頃の苦労が、今の食いしん坊につながっている?
今では、ドライフードもカリカリと美味しそうに食べているルチュ。
「あの頃の苦労が嘘みたいだね」と、家族でよく話しています。もしかしたら、あの頃の小さな格闘があったからこそ、今、目の前にあるご飯を当たり前だと思わずに、感謝して食べてくれているのかもしれませんね。
これからも、ルチュがご飯を美味しそうに食べる姿を、温かく見守っていきたいです。そして、このブログを通して、ルチュとのたくさんの思い出や、猫との暮らしの楽しさを、皆さんと共有できることを嬉しく思います。


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